ネパリンの窓-
				  小野裕子の徒然日記-

1415.白良浜は日本のハワイだわ

2018/04/16
写真の海はハワイと見紛うほどですが、実は荒々しい断崖の
「三段壁」にほど近い、「白良浜(しららはま)」の海岸です。
私は初めてこの海岸を目にしたときに、思わず「ハァ〜」っと
声がでてしまいました。こんな美しい海岸が本州にあったなんて!
砂が真っ白。珊瑚ではありません。石英だそうです。事前に
写真でこの海岸を目にしていましたが、でもあまり信じて
いませんでした。あまりに美しいので、1時間以上ぼ〜っと海を
見ていました。お天気もよく、海開き前なのでいいタイミング
だったようです。トップシーズンはすごい人出でしょうねぇ。

南紀白浜、なかなか面白いぞ!


1414.三段壁はスリル満点!!

2018/04/13
南紀白浜の「三段壁(さんだんべき)には驚いた!
生まれて初めて味わうスリルというか、怖さでした。

三段壁は高さ50m〜60mの大岩壁で、地下36mの洞窟は、平安
時代に熊野水軍の船の隠し場所だったと言われており、
エレベーターでそこまで下りて、洞窟内を見ることができます。
圧巻なのは洞窟の奥。怒涛のごとく荒波が洞窟内の岩に叩き
つけられるのです。そのドド〜ンという音が洞窟内に
ひときわ大きく響き渡り、波の飛沫が飛び散ります。

しかし、いつ不意に大波がくるかもしれません。
このドド〜ンという音、すごく恐怖感を煽るのです。
そうだ、これって戦時下の爆弾が落ちるときなどの音に似て
いるのかも。ゆっくり見てみたいという気持ちは一杯なのです
が、なんか身の危険を感じるので、ここは長居はできないわ。

水軍の隠れ場の展示も、やや不気味。それだけ臨場感がある
場所なのです。怖いけどまた来たいなぁ。。。
そしてこの壁と海の「色」、ふだん目にすることのない
ダイナミックな「自然の色」で、芸術的ですらあります。




1413.「南方熊楠記念館」にて

2018/04/12
南方熊楠については、興味をもつ偉人ではありますが、
博物学者で「日本のミケランジェロ」と呼ばれるほどの知の巨人
というくらいの知識しかありませんでした。でも若かりし頃の
写真を見ると、とてもハンサムでその目の輝きには何かしら人を
魅了するものがあります。ということで、はるばる南方様に会う
ために記念館までやってきたのですが、バス亭を降りて入口から
山道を(準備された)杖をツキながら歩いて、異様な雰囲気の
植物群の中を抜けて、やっとこさ到着!ちょっと不気味でした。

2Fの展示コーナーには南方の幼少期〜青年期の様子、海外での
活躍、生物学者としての南方、民俗学者としての南方、研究生活
と晩年といった様々な切り口での展示がされています。
東大で夏目漱石や正岡子規などと同級生だったとか。20歳でアメ
リカに渡り、その後イギリスへ。14〜15年を海外で過ごして帰国。
語学に堪能で、交友関係も大英博物館東洋学部長ダグラス、
孫文、柳田国男、土宜法龍(真言宗僧侶,真言宗高野派管長)など
幅広い。彼が残した膨大な記録は採集標本や絵・図などが豊富
で、それをみるとさながらミケランジェロを彷彿とさせるよう
です。
私が心を惹かれたのは、ロンドン時代に彼が土宜法龍に宛てた
手紙に書いた「心と物が触れ合うことで生ずる『事』の世界を
追求したい」という言葉です。
そして、南方曼荼羅の「筋道の重なりの中に人間にとっての物事
を理解するための重要な地点『萃点』がある」ということ。
この2つの言葉に出会えたのが今回の旅の大きな収穫で、何か
大きなヒントを得た気がします。







1412.定食屋 さんばし食堂

2018/04/11
ホテルで一休みすると、おなかがグ〜グ〜。
南方熊楠さんにお会いする前に、ちょっと腹ごしらえを。
・・・と思っても、昼間食べる場所はこの「さんばし食堂」しか
ありません。いい名前ですね。このロケーションもゴチャゴチャ
感が五感を刺激します。「当たりかハズレか〜」みたいな。
「おもしろコレクターネパリン小野」としては興味津々。

さて、中に入ってみると70代半ばのご夫婦?でやっている店
のようで、勧められるままに「刺身定食」を注文しました。
ボリュームある刺身と小鉢がいろいろ5品くらいついています。
さすがステーキから刺身まで何でもありのお店です。
昼間っから熱燗と美味しいお刺身が食べれるのも旅先ならでは。






1411.どこかにマイル 〜南紀白浜へ〜〜

2018/04/11
「どこかにマイル」を使っての2回目の旅は「南紀白浜」。
以前から気になっていた場所ですが、いざ行くことになっても
海あり温泉ありのスポットですが、なかなか訪問先のポイントが
決まらず、宿泊先もたくさんあり過ぎて、迷いました。
ただ今回宿泊先は「海が見えてテラス付、できるだけ広い部屋」
で「アクセスがよくリーズナブルな価格」というのが選考ポイ
ントでした。最後は「運」任せ。

当日は朝一のフライトなので、午前9時には南紀白浜空港に到着。
空港近くのアドベンチャーワールドに行く予定でしたが、なんと
今日・明日は休園!パンダが見れないわ!仕方ないので、宿泊先
の「リゾートホテルルアンドン」(白浜桟橋)へ直行。
驚いたことに、午前10時前だというのにチェックインOKとの
こと。通常は午後3時なのに。ほぼ徹夜の私には何より嬉しいサ
ービスです。さて、部屋に入ってみると・・・・

「おお、広い!」海に面したテラスがあって、なんとジャグジ
ーバスまであるじゃない!アメニティや室内着もバッチリで
コーヒーカップまでそろっています。これはゆっくりできそう。
これで朝食・税込み6,700円は破格の値段です。

一休みして、まずは和歌山が生んだ知の巨人「南方熊楠」の
記念館に行ってみるか!
今回も「行き当たりバッタリ」ですが、癒しと学び、感動の旅
にしなくっちゃね!




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