2018/04/16 写真の海はハワイと見紛うほどですが、実は荒々しい断崖の「三段壁」にほど近い、「白良浜(しららはま)」の海岸です。私は初めてこの海岸を目にしたときに、思わず「ハァ〜」っと声がでてしまいました。こんな美しい海岸が本州にあったなんて!砂が真っ白。珊瑚ではありません。石英だそうです。事前に写真でこの海岸を目にしていましたが、でもあまり信じていませんでした。あまりに美しいので、1時間以上ぼ〜っと海を見ていました。お天気もよく、海開き前なのでいいタイミングだったようです。トップシーズンはすごい人出でしょうねぇ。南紀白浜、なかなか面白いぞ!
2018/04/13 南紀白浜の「三段壁(さんだんべき)には驚いた!生まれて初めて味わうスリルというか、怖さでした。三段壁は高さ50m〜60mの大岩壁で、地下36mの洞窟は、平安時代に熊野水軍の船の隠し場所だったと言われており、エレベーターでそこまで下りて、洞窟内を見ることができます。圧巻なのは洞窟の奥。怒涛のごとく荒波が洞窟内の岩に叩きつけられるのです。そのドド〜ンという音が洞窟内にひときわ大きく響き渡り、波の飛沫が飛び散ります。しかし、いつ不意に大波がくるかもしれません。このドド〜ンという音、すごく恐怖感を煽るのです。そうだ、これって戦時下の爆弾が落ちるときなどの音に似ているのかも。ゆっくり見てみたいという気持ちは一杯なのですが、なんか身の危険を感じるので、ここは長居はできないわ。水軍の隠れ場の展示も、やや不気味。それだけ臨場感がある場所なのです。怖いけどまた来たいなぁ。。。そしてこの壁と海の「色」、ふだん目にすることのないダイナミックな「自然の色」で、芸術的ですらあります。
2018/04/12 南方熊楠については、興味をもつ偉人ではありますが、博物学者で「日本のミケランジェロ」と呼ばれるほどの知の巨人というくらいの知識しかありませんでした。でも若かりし頃の写真を見ると、とてもハンサムでその目の輝きには何かしら人を魅了するものがあります。ということで、はるばる南方様に会うために記念館までやってきたのですが、バス亭を降りて入口から山道を(準備された)杖をツキながら歩いて、異様な雰囲気の植物群の中を抜けて、やっとこさ到着!ちょっと不気味でした。2Fの展示コーナーには南方の幼少期〜青年期の様子、海外での活躍、生物学者としての南方、民俗学者としての南方、研究生活と晩年といった様々な切り口での展示がされています。東大で夏目漱石や正岡子規などと同級生だったとか。20歳でアメリカに渡り、その後イギリスへ。14〜15年を海外で過ごして帰国。語学に堪能で、交友関係も大英博物館東洋学部長ダグラス、孫文、柳田国男、土宜法龍(真言宗僧侶,真言宗高野派管長)など幅広い。彼が残した膨大な記録は採集標本や絵・図などが豊富で、それをみるとさながらミケランジェロを彷彿とさせるようです。私が心を惹かれたのは、ロンドン時代に彼が土宜法龍に宛てた手紙に書いた「心と物が触れ合うことで生ずる『事』の世界を追求したい」という言葉です。そして、南方曼荼羅の「筋道の重なりの中に人間にとっての物事を理解するための重要な地点『萃点』がある」ということ。この2つの言葉に出会えたのが今回の旅の大きな収穫で、何か大きなヒントを得た気がします。
2018/04/11 ホテルで一休みすると、おなかがグ〜グ〜。南方熊楠さんにお会いする前に、ちょっと腹ごしらえを。・・・と思っても、昼間食べる場所はこの「さんばし食堂」しかありません。いい名前ですね。このロケーションもゴチャゴチャ感が五感を刺激します。「当たりかハズレか〜」みたいな。「おもしろコレクターネパリン小野」としては興味津々。さて、中に入ってみると70代半ばのご夫婦?でやっている店のようで、勧められるままに「刺身定食」を注文しました。ボリュームある刺身と小鉢がいろいろ5品くらいついています。さすがステーキから刺身まで何でもありのお店です。昼間っから熱燗と美味しいお刺身が食べれるのも旅先ならでは。
2018/04/11 「どこかにマイル」を使っての2回目の旅は「南紀白浜」。以前から気になっていた場所ですが、いざ行くことになっても海あり温泉ありのスポットですが、なかなか訪問先のポイントが決まらず、宿泊先もたくさんあり過ぎて、迷いました。ただ今回宿泊先は「海が見えてテラス付、できるだけ広い部屋」で「アクセスがよくリーズナブルな価格」というのが選考ポイントでした。最後は「運」任せ。当日は朝一のフライトなので、午前9時には南紀白浜空港に到着。空港近くのアドベンチャーワールドに行く予定でしたが、なんと今日・明日は休園!パンダが見れないわ!仕方ないので、宿泊先の「リゾートホテルルアンドン」(白浜桟橋)へ直行。驚いたことに、午前10時前だというのにチェックインOKとのこと。通常は午後3時なのに。ほぼ徹夜の私には何より嬉しいサービスです。さて、部屋に入ってみると・・・・「おお、広い!」海に面したテラスがあって、なんとジャグジーバスまであるじゃない!アメニティや室内着もバッチリでコーヒーカップまでそろっています。これはゆっくりできそう。これで朝食・税込み6,700円は破格の値段です。一休みして、まずは和歌山が生んだ知の巨人「南方熊楠」の記念館に行ってみるか!今回も「行き当たりバッタリ」ですが、癒しと学び、感動の旅にしなくっちゃね!
「三段壁」にほど近い、「白良浜(しららはま)」の海岸です。
私は初めてこの海岸を目にしたときに、思わず「ハァ〜」っと
声がでてしまいました。こんな美しい海岸が本州にあったなんて!
砂が真っ白。珊瑚ではありません。石英だそうです。事前に
写真でこの海岸を目にしていましたが、でもあまり信じて
いませんでした。あまりに美しいので、1時間以上ぼ〜っと海を
見ていました。お天気もよく、海開き前なのでいいタイミング
だったようです。トップシーズンはすごい人出でしょうねぇ。
南紀白浜、なかなか面白いぞ!